つい先日本屋で、本屋大賞にノミネートされた、川口俊和作「コーヒーが冷めないうちに」というタイトルの本を見つけ、気になったので購入しました。
本屋にはいつも新書をチェックしに行くのですが、ここ数ヶ月は買うことがめっきり減っていました。そのため、久しぶりの新書の感覚にドキドキしながら本を読みました。
 その話は、様々な事情を抱えた女性たちが、過去に戻れるという喫茶店で過去に戻るお話です。その喫茶店のある席に座ると過去に戻ることができるのですが、過去に戻る際に守らなければいけないルールがたくさんあります。そのどれもが非常に面倒なルールばかり。その中に、『過去に戻ってどんな努力をしても、現実は変わらない』というものがあります。何をしても変わらないというなら、戻ったところで意味がないのではないか?と思うのが普通だと思います。ですが、実際に過去に戻った人たちは皆何か吹っ切れたような顔をして戻ってくる。この喫茶店で過去に戻るというのは全く無駄なことではないと思わせてくれる。過去を確認しに行くことで、これから先の未来をどのように生きていけばいいのかを教えてくれます。
 このお話は、家族や愛、後悔がたくさん詰まったお話です。女性の方は共感するところも多々あると思います。また、男性の方には一度手に取り読んで欲しいと思いました。私はまだ自分の”家族”というものを持っていないのでわからないところもありましたが、それでも共感できるところもあって十分満足できるお話でした。幅広い世代で楽しめるお話だと思います。もし機会がありましたら、一度手に取り読んで見てください。キレイモ 9500円